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乳がんについて

お答えする医師:大江院長(おおえ乳腺クリニック院長、趣味マラソン)

聞き手:舞子(年齢37歳、独身、仕事もプライベートもそこそこ楽しいOL)

今回は、大江院長に「乳がんについて」についてお聞きしました。

舞子(以下M):先生、最近ちまたで「乳がん」という言葉をよく聞くようになって、私も30代後半になって、そろそろ検査をしなきゃなーって思うのですが、何からしたらいいか分かりません。今日は先生とお話する機会がありましたので、「乳がんについて」色々おしえてください!

大江院長(以下O):分かりました。突然ですが、15万~200万って何の数値だと思いますか?

M:えー?なんでしょうか?夏のボーナスでしょうか?

O:違いますね。これはあとからお答えしましょう。さて、乳がんになりにくい方の特徴があります。

M:そんなのあるのですか?

O:はい。20歳代で結婚して、4人以上出産して1年以上母乳のみで育てて、今の体型は誰からも「ナイスバディー」と言われるし、家庭にも 仕事場にも何のストレスもない方・・・です。

M:そんな人現代にあまりいないと思いますよ。

O:そうなのです。失礼ですが、舞子さん、ご結婚は?

M:独身です・・・。私は、なんか怖いので普段は胸を触らないようにしています・・・。これは勘ですが、私だけは乳がんにならないと思うのです!私の勘はよくあたるんです!

O:勘ですか・・・。でも、そういう人が一番危ないのです。また、

  • 仕事が面白から、結婚や出産は二の次よ!!
  • 周りにいい男がいないら、婚期が遅れている!
  • 結婚するけど、子どもは2人位にしておくかな?
  • 出産はしたけど、あまり授乳しなかったなあ。
  • 閉経したら、太りだしたよ~。
  • 仕事も家庭もストレスだらけで胃が痛くなるわ!

といったことも、女性ならどれかに当てはまると思いませんか?

M:うー。先生、おどかさないでくださいよ~。

O:いえ、おどしではありませんよ。乳がんになりやすい「危険因子」というものがあります。それは、

  • 初潮が早い
  • 生理が規則正しい
  • 生理周期が短い
  • 閉経が遅い
  • 出産未経験(含未婚)
  • 高齢出産経験がある
  • 社会的な階層が高い(高学歴)
  • 太っている
  • 家族に乳がんの人がいる
  • 良性の乳腺疾患の既往
  • 子宮体がん、卵巣がんの既往
  • 長期的ホルモン補充治療を受けている
  • 片側が乳がんになった
  • 多量の飲酒

M:私めちゃくちゃあてはまるんですけど!(涙目)どうしよう・・・。お酒も大好きだし・・・。

O:これから話すことは、そういう方によく聞いて欲しいお話です。乳管の中だけを広がる段階の非浸潤がんだと、全身に転移することはなく、この段階で発見して治療をすれば、乳がんはほぼ100%治ります。女性のほとんどに、乳がんになる可能性があるとしたら、早期発見のための努力が必要なんです!!!

M:なるほど!

O:はい。しかし、乳がんは年々増え続け、2004年には50,500人が乳がんに罹患し、2008年には11,900人が乳がんでなくなりました。何と罹患 した方の30%が亡くなっていることになります。 また、1996年には30人に1人がかかっていたのが2004年には16人に1人がかかる病気になりました。

M:そんなにも増えてきているのですね。

O:乳がんになる方の年齢層は40~50代が一番多いのですが、60代、70代の方も乳がんにはなりますし、30代の乳がんもどんどん増えています。乳がんにかかる方全体の1割以上が30代の方なんですよ。それに、検診の間隔は2年1回です。前回の検診時に腫瘤(しこり)になっていなかったがんが、2年のうちにしこりを形成してくる場合がないわけではありません。また、40歳代へのマンモグラフィで必ず全てのがんが発見きるわけでもありません。

M:そうなのですか。

O:そこで重要なのが自己検診です!!

M:うわ!自己検診ですか?

O:そうです。乳がん検診に来られた方へ私が必ずお話していることは、

  • 前回からの2年間、自己検診はしておられましたか?
  • 自己検診はあまり本気になってする必要はありません。一ヶ月か二ヶ月に1回、同じ姿勢で同じように乳房をなでてみてください。しこりを自覚する必要はないので、とにかく触る癖をつけてください。
  • 以前と何か少しでも変化を感じたら、精密検査を受ける様にしてください。
  • 触ったあとには必ず乳汁が出るかどうかを確認して、茶色や黒っぽい乳汁が出た場合も必ず受診してください。

この4点をひたすら話し続けているのですが・・・実際に次回来院された時に実施されている方は5割程度です。

M:そうですよね~。

O:そうですよね、ではありませんよ。実施しなかった理由の主は、

  • 言われたのを忘れていた。
  • 忙しくて
  • 触ってなにかあったら怖いから

M:私も言いそうなことばかり。

O:とにかく、月に1回は自分のお乳を撫でてみてください!!!

M:分かりました!出来ることから、とりあえずやってみます。

O:そして、マンモグラフィ検査を受けてください。

M:マンモグラフィとは何ですか?

O:乳房専用のX線撮影のことです。乳房にX線を当て、そのX線の吸収の差をフィルムに写し出します。乳房組織は吸収差が少ないため、専用の撮影装置、撮影方法で行います。(>>マンモグラフィとは

M:わ!胸がぺったんこになりますね。

O:はい。ですが、乳房を圧迫するのには理由があります。

  • 乳腺が分離され小さな病変が発見しやすくなる。
  • 少ないX線で撮影でき、被曝も減少する。
  • 動きによるボケが防止できる。

M:なるほど。必要なことなんだ。

O:はい。しかも、マンモグラフィは、触っても分からないような早期の乳がんを発見することが出来ますし、早期乳がんに多いがん細胞が死滅してできる小さい石灰化なども見つけられます。さらに、腫瘍の形や大きさで良悪性の判断ができますし、左右比較を比較して乳腺の乱れなど微妙な変化を見ることができます。

M:すごいですね!マンモグラフィは完璧なんですね!

O:いや、そうでもないのです。乳腺が多い場合は、乳腺と乳がんのコントラストが分かりにくく、病変が分かりにくいのが実情です。そういう方(授乳していない方や、30歳代40歳代の方)は、マンモグラフィだけではなく超音波検査(>>超音波検査とは)まですることをお勧めします!

M:そうなのですねえ。

O:はい。検査を併用することにより、検診感度は90~98%まで上がります。視触診検査だけだと、60~75%ぐらいしかありません。

M:ほー。それは、併用したほうがいいですね。でも、やっぱり検査となると怖いし、なんか恥ずかしいなあ。

O:いや、恥ずかしがらず、怖がらずにとにかくマンモグラフィを受けてみてください。 乳がんは早期に発見できれば、治る病気です。「何か見つかったら怖い」ではなく、「早く見つけなかったら怖い」です!!

M:はい、まさしくその通りです。

O:つまり・・・「乳がんで命を落とさない」 ための究極方法は、乳がんを早期に発見して治療することなのです!!

M:分かりました!!!すぐに検査を予約します。(>>予約・お問合せ) あ、そうだ、始めにおっしゃっていた数字はなんだったのかしら?やっぱり夏のボーナスでしょうか?

O:いいえ、治療代です!乳がんを超早期、つまりしこりが触れる以前の非浸潤がんという段階で発見して手術治療をした場合はその後の経過観察を含めても、治療代は15万円程度(3割負担として)でしかもほぼ100%治ります。一方、進行した乳がんの場合は手術に加えて抗がん剤治療、放射線治療、ホルモン療法などの術前術後の治療が必要になるため、治療代が場合によっては200万円程度(これも3割負担)になる場合もでてきます。しかも再発した場合は命を落としてしまうこともある訳です。

M:分かりました!なるべく早く検査を予約して、自己検診も頑張ります!

O:そうそう、その意気です!

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院長紹介

画像:院長近影

院長 大江 信哉(おおえしんや)
「あなたに最適な乳腺診療を、舞鶴から・・・」を理念として、京・舞鶴に北近畿初の乳腺専門有床診療所、『おおえ乳腺クリニック』を開院し、2007年6月1日より診療を開始いたしました。いま日本女性が一番多くかかる「乳がん」とここ舞鶴の地で真剣に取り組んでまいります。

当クリニックの特色

専門性の高いスタッフと先進機器により、早期発見、治療します。 女性技師がマンモグラフィを担当します。
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安心して乳腺・乳がんの治療に専念できる施設の完備しています。

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  • ・全室個室の入院施設
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病気ではなく、受診していただくあなたと十分向き合うため、コミュニケーションを大切にします。そのため、原則予約診療となっております。
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